台北市の歴史的なエリア、迪化街に位置する「霞海城隍廟(シアハイジョウコウビョウ)」は、縁結びの神様として知られる「月下老人」を祀ることで有名な寺院です。この廟は、台湾国内外から多くの参拝者が訪れる人気のパワースポットとなっています。
もともと、霞海城隍廟は天災を鎮めたり邪気を払う神様である「城隍爺」を主神として祀っていました。しかし、1971年に縁結びの神様「月下老人」が奉納されてからは、縁結びのご利益を求める人々が多く訪れるようになりました。
月下老人は、白いひげに赤い頬が特徴で、右手に杖、左手に婚姻簿を持ち、未婚の男女に赤い糸を授けて良縁を結ぶとされています。
霞海城隍廟は、迪化街の中心部に位置し、周囲には乾物や漢方薬を扱う伝統的な問屋が立ち並び、台湾の歴史と文化を感じられるエリアとなっています。廟自体は広くはありませんが、訪れる人々の信仰心は深く、常に多くの参拝者で賑わっています。
参拝の際には、まず廟内でお供え物を購入し、主神である城隍爺に挨拶をした後、月下老人に縁結びのお願いをします。参拝方法や手順については、現地の案内やスタッフの指示に従うと良いでしょう。
アクセスは、MRT北門駅や大橋頭駅から徒歩圏内で、迪化街の散策と合わせて訪れるのがおすすめです。営業時間は日中が中心ですが、詳細な時間は事前に確認することをお勧めします。
台北を訪れる際には、歴史的な街並みと縁結びのご利益を求めて、霞海城隍廟を訪れてみてはいかがでしょうか。伝統と現代が融合した独特の雰囲気を感じられることでしょう。